日記

日々おもふこと

ローマの観劇で感激 ふらふらさとこのイタリア旅パート3

今回の旅のテーマは日本で過ごすように旅をすることと決めていました。疲れたら部屋(ホテル)で休むし、気が乗らなかったら有名なところでも行かない(ヴァチカンのクーポラは階段が多すぎてギブアップしました)。

 

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(写真はフィレンツェのホテル。疲れたらここで音楽かけながら昼寝してました)

 

と、考えると私が日本でしたいことである観劇をしてきました!海外で観劇はハードル高そうに思えますが、今の時代ネットで予約できるし、言葉が分からなくても歌や踊りは心に響きます。チケットだってプリントアウトしたものかネットで買ったチケットのスクリーンショットを係の人に見せれば、誰かしらが案内してくれるので特に不便は感じません。

 

私がローマで挑戦したのは、まずオペラ座のオペラ。

 

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ホテルから歩いて12分ほどだったのでドレスっぽいワンピースに着替えてクラッチバックなんか持っちゃって行きました。チケットは日本で買いました。

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私は一番安い3階のバルコニー席。29ユーロだからこれにしたけど、舞台から2番目のボックスで近すぎて半分くらい見えませんでした…いちばん見えたのはオケピと出演者が指揮者を見るためのモニター。しかも、ボックスに4席あるうち前の二席は先着でとられていて、後ろの椅子しかなかった。

 

けれどけれど歌と音楽と舞台装置とコンセプトと踊りは素晴らしかった(と思います)指揮者はピアノの弾きふりで、柔らかい歌声、名画と出演者が重なっていく仕組み、幕間の幕が紙でできていて、2幕はそれを破って始まります。どうやって考えんねやろ。すごいわ!

 

美術品が動き出すというか、彫刻や絵画が舞台に現れそこから人が出てくるのですが、ギリシャ彫刻だと思ったら本物のバレリーナでほぼ裸で踊っていたのは見事でした。こんなものを小さい頃から見ていれば、人の身体への感性はきっと違ってくるだろうなと思います。ヨーロッパの人は女性のトップレスに耐性がある気がします。だってねぇ、バカンスとかでみんなトップレスで日焼けしてるしねえ。

 

写真は禁止なのでないのですが、ストーリーは美術館が舞台で愛の話としか分かりマペン。アンサンブル?の人たちが美術館の職員に扮していたり、掃除の人だったり、絵の中の群衆だったりと巧みに化けていました。

 

席はほぼ埋まってましたが、一階のフロントシート、バックシート、二階のバルコニー、3階バルコニー、3階以上も空いていたので当日券ありそうでした。どうせならもっといい席にすればよかった。

 

20時スタート、23時終わりの予定がスタートも10分遅れ、途中休憩も35分が50分になったので終わったのは24時近くでした。ちなみに同じボックスの外国人観光客は途中休憩があると知らず1幕で帰ってました。確かにアナウンスなんてないし、チラッと劇場にタイムテーブル書いてるだけでした。ストーリー分からないし、1幕だけでも十分迫力あります!

 

ローマでは土日は地下鉄が1時くらいまでやってるので、帰りは歩いていけるスペイン階段寄ってふらふらと地下鉄で帰りました。オペラ座はホテルから歩いてもいけるけど地下鉄だと2駅くらいです。

 

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(写真は昼間のスペイン階段)

 

次の日は椿姫を観劇。眠いので明日に続く!おやすみなさい💤

 

 

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「わたし、マリア様の何かかも」ふらふらさとこのイタリア旅パート2

昔からマリア様が好きです。中高はカトリック系で教会も好きです。勝手に親しみを感じています。そんな私がカトリック総本山イタリアで出会ったのは…

 

 

 

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なんと教皇様でした。写真では分かりにくいですが、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂付近、右側の建物の窓から日曜12時の顔見せ的なイベントで教皇様が顔をだして挨拶されていました。

ではなく、マリア様関連です。←酔ってるので変なテンション。

 

中でも運命の出会いはフィレンツェのドゥオモを囲む通りにあるシスターがやってるお店のマリア様のメダルです。

 

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お店に入るなりシスターと意気投合。なぜか腕を組まれて、お店中を案内されます。そしてシルバーのメダル44ユーロとチェーン15ユーロをお買い上げ。なぜ買ってるのか自分でもよく分かりませんが、運命を感じてしまいました。旅の間も私を守ってくれるような気がしてそのまま着けて帰りました。

 

そのほかf:id:satoko2530:20170621065121j:imagef:id:satoko2530:20170621065211j:imagef:id:satoko2530:20170621065325j:image

マリア様のカード0.6ユーロ、オメダイ2ユーロ、マリア様と幼子イエス様の額などをお買い上げ。たくさん買った人サービスかf:id:satoko2530:20170621065558j:imagef:id:satoko2530:20170621065624j:image

 

最後に常連さんカードを貰いました。私、マリア様の何かかも知れません。母校では30才を前にするとシスターにならないかとオファーがくるという噂を聞いたことがあります。気がついたら私は神に仕える身になっているやも知れません。その時までどうぞよろしくなのであります。

 

ふらふらさとこのイタリアの旅パート1

仕事を辞めてイタリアにやってきました。今までは東南アジアに縁があったけれど、ヨーロッパにというかイタリアの美術品に触れたくてやってきました。イタリアにした理由は、なんとなく!!けど日本ででも美術館は1人で行くので、イタリアでも大丈夫かなと思ったからです。現地で暇にはならないと思ったし。

 

イタリアは大学の卒業旅行以降2度目です。初回で見所はほぼ網羅してるので、ゆるく日本にいるときのように過ごしながらをテーマに美術館を巡りました。旅行中は何かを見たら体験したりどうしてもインプットメインになってしまってつまんなくなってきたので思いのままにブログ書きまーす。

 

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ローマまでは無事についてまずは博物館。いや、無事というか空港からは30分の直通電車。14ユーロしますが、早いし快適。空港近くの券売機でチケット買ったけどそれはそれはスローリーな自販機さん。すごい列だったけど、なんのことはない列車の乗り口近くの券売機は空いてました。チケットはバリデーションが必要なので刻印機で日時を記して乗り込む。…と普通の旅ブログになりそうだし長くなりそうなので書きたいことだけにしよ。

 

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泊まったホテルはローマの中心駅テルミニ駅から徒歩30秒。方向音痴さんには嬉しい距離でした。経済的なビジネスホテルといった感じ。外国人も多そう。

 

到着次の日張り切って美術館行こうとするけれど…地下鉄はストライキで止まってました。いやん動いて♡と思ったけどしょうがないので歩ける距離のローマ国立博物館へ。

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中庭、それを取り囲む回廊、二階建ての博物館と本当に広かった。古代ローマのの彫刻、レリーフ、建物内にはラテン人のきたみちみたいな展示まで充実してました。人は少ないし、すごくゆっくりできました。

 

日本の美術館っておそらく来る人が見られるボリュームとかペースもある程度考えられるし、順路も丁寧に書いてあるけど、こちらは見るべき素材は十二分にあるから、見たければどうぞ。利便性??知りません。って感じがする。壮麗さ、豪華さ、美意識はすごく高くてうっとりするけど、見る人のことは御構い無し。トイレがとうかろうと、中庭がカンカン照りで暑かろうと、音声が出るはずのところが故障してようと、あんまり気にしてなさそうです。f:id:satoko2530:20170621055239j:image

私はここでらレリーフ萌えに走り、ひとつひとつみてはその表情とポーズに突っ込みをいれてました。 人間は太古の昔からあんまし変わってないなとほくそ笑んでました。

 

 

美の感度 愛の感度

最近昔よりも感激やさんになりました。美女と野獣の映画では、開始早々泣きそうになった。ベルのお父さんがベルに「君のお母さんは、恐れ知らずだった(fearless)」と話す場面。片田舎町で変わり者と言われながらも、誇りを持って暮らしてるお父さんの寂しさとあったかさ。自分の理解者で最愛の妻が亡くなった喪失感と自分たちの感性を受け継いでくれたベルに向ける励ましの眼差し。そんなものを感じました。

 

それからベルが野獣の暮らす城の図書室を初めて見た時。本を読むのが大好きで、知識欲と好奇心が人一倍旺盛なのに村では手に入る本も少なく、話が合う人もほとんどいない。そんなベルが広いお城の図書室にぎっしり並んだ本を見た時の感動。こんな夢みたいなことってあるの、という体の底から湧き上がってくる深い感動を、私も一緒に体験しました。

 

よく作られた映画だから感じやすかったのはあるけど、以前の私ならそんな感動の仕掛けにのってたまるかと、わざと斜に構えてた気がするけど、素直に感じれば世の中素敵なことや、感動できることはたっくさんあるんだと思う。

 

イライラする通勤電車も、みんな遅刻しないように頑張ってるんだ。日本はいい国だと思えるし、くだらないかもと思ってたバラエティ番組も、人を笑わすためにすごい真剣なんだと思えば、こうやってれば数字とれるでしょ〜みたいなすかした感じは脇に置いとけます。

 

物事を楽しめる感性があれば、なんでも楽しいし、心は震える。何かに楽しませてもらおうとするとつい文句つけたくなったり、斜めに見ちゃいがちなんですが、楽しいとか、美しいは、自分が見出すもの。美の感度をあげれば毎日がちょっとハッピーになりそうです。

次の勤め先を決めずに仕事を辞めてみる

タイトルの通りやってみます。人生は壮大な実験だと思えば、大きな決断も小さな決断もないような気がする。

仕事を辞めることと、新しい仕事に就くことは別個のことだから、セットにしなきゃいけないもんでもないとストンと腑に落ちたというか知っていたみたい。

 

退職するにあたって、自分の中に溜め込んできた我慢に出会い愕然としました。ほんとはやだったんだなぁと思うことが日常生活にたくさんあって、それを溜め込んでたこともそうだけど、それをないものにしてへらへらしていた自分に猛烈に怒りがこみ上げてきて。というか、鬼のごとく自分に怒っているもう1人の自分に気づいてまぁびっくり。その我慢を伝えたいと思った人に私なりに伝え、相手を(おそらく)傷つけ、自分も傷つき、ふーー、一回休みとなったけど本音を言うとかなりさっぱりしました。

 

この先憧れの旅雑誌を作ることになるのか、ジリジリと破滅の道を進むのか、うじうじ後悔するのかわかりません。あくまでも実験なので。なんとなく地方の旅館で仲居さんやってみたいなとか、自作ラジオを作ってみるかとか、劇場のもぎりでもやるかとか、モダンダンスの師匠を追いかけるかとかゆるく考えています。

 

どうなるのか、経過観察していきたいと思います。まだまだ先は長い。

 

 

 

 

愚かな自分を愛そうキャンペーン

初めからなんですが、わたしはかなり愚かです。

 

酔っ払って変なカバンを買います。

自分の信念におかしいと思ったら一番お世話になった人に盾突きます。自分を思ってくれる友達を遠ざけます。

なぜか今更モテたいと思っています。

めんどくさいことはやりたくありません。

ださいことが嫌いで、人のだささを見つけては批判します。

お姉ちゃんが買ったお気に入りのワンピースをサナトリウム結核患者が入る施設)の人みたいと言います。

資本主義から脱却したいといいながら、資本主義に憧れています。

密かに自撮りを研究中です。

 

かなり愚かです。人からみたら何さまという感じです。なので、私がその愚かな自分を愛そうと思います。

やな感じで上から目線で皮肉屋でかまってちゃんな私は少なくとも私に愛されています。みんな、自分を愛そうと叫びたい。そしたら誰にも愛されない人はいなくなります。理論上。なので私はとりあえず愚かな自分を愛そうキャンペーンを実施します!

 

待ち合わせする人の顔

渋谷のハチ公前や、新宿アルタ前、新橋のSL広場でよく見る光景。待ち合わせをしているらしく、誰かが誰かを探している。探しているときは、みんなちょっと不安そうにあれれ?どこ?という顔をしている。携帯片手にキョロキョロと周りを見回す。それが相手を見つけるとみんなニッコリする。あぁ、みつけた!そこにいたんだ〜、久しぶり!、おう!お疲れ、みたいな感じ。その瞬間の緩んだ人の顔がすごく好きです。好きというか、あぁ私の知らない他人にも親しい友達とか家族とか恋人がいるんだなあと思って、急に親しみがでてくる。多分通勤電車でその人が横にいてもただの知らない人だけど、待ち合わせで知り合いを見つけた人の顔をみると、思わずよかったね、と話しかけたくなってしまう。みんな人間なんだね、当たり前だけど。