日記

日々おもふこと

私は紙の本が好きな古いタイプの人だと思う。

出版業界はもう終わりだ。

紙の本は売れなくなってるし、今後はSNSを最大限有効に使った頭のいい人が生き残る時代なんじゃね?!

 

という話が、我が家ではよく話題にのぼる。旦那氏は漫画家なので思うところが色々あるのだろう。

 

私はというと、出版業界うんぬんはどうでもいい。自分が好きなように本を楽しめる場がまだあるし、自分が出版界をしょってたとうという立場でもないので、ふーんて感じ。

 

電子書籍は便利だと思うし、なんでもスマホタブレットで代用はできる。かたや、本を所有すると保存、管理にその分コストがかかる。

 

それでも、私は本を手に取って読むのが好きだし、電気屋に行くのの何倍も本屋に行くのが好きだ。その証拠に、私はほぼ毎日、新刊書店、ブックオフ、図書館、ブックカフェをぐるぐるしているような人間だ。もしや、友達がいないのではないかというのが最近の悩みなほど。

 

自分が読んでない本がこんなにあると思うだけで、幸せだし、世界がぱっと開ける感じがする。

 

ただ、売れる本、話題の本だけが並べられたコーナーにはがっかりする。

 

そんな固い頭ではいかんと、何度か買って読んでみたけど、落胆したこと数知れず。分かりやすくて、どこかで聞いたことがある設定で、読み始めて3分の1で分かってしまうオチで、、

 

あーーやっぱりかぁー

書いた人、作った人は、きっと売れる勝算があったんだろうけど、私の人生の時間なめとんか!返せ!私が求めるのはこれではないと結構腹が立ってしまう。

 

自分が感じたことのない感覚とか、知らなかった世界を見たいのにテスト前にやる予想問題みたいに、何かをなぞった感しかない。

 

やばい、すごい悪口書いちゃった。すいません、

 

そんな中で、確実に面白い本はある。作者やジャンルや装丁に惑わされず確実に面白い本はある。

 

前に住んでいた中井の伊野尾書店のこの特集はキタと思った。

 

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出版社の人が選ぶ隠れたおススメ本。面白そうな本ぎっしり。

 

手作りで飾り気のない冊子。そもそも、本好きの人って、そんな派手な人ではないと思っている。自分を含め。イベントとかパーティではなく、一人でじっくりと本を読むのが好きなんだからどこか内省的と信じている。

 

やたら派手で、お洒落な本屋さんとかはわたくしあまり信用してない。かっこよさを重んじる雰囲気で、本を選ぶアンテナが鈍っちゃう。

 

好きな本屋さんの雰囲気は、一冊一冊が、誇らしそうにでもちょっと恥ずかしそうに主張してくるところ。

 

ミーハーなくせに、本屋さんに関しては、老舗本屋が好き。大学の図書館も好き。カッコつけて電子書籍を使いこなそうと思ったこともあるけど本屋さんで買う本が好き。

 

そんな、紙の本文化がなくならないといいな。