日記

日々おもふこと

1月に読んだ本たち

寒いですねーーー、本当に寒いですねーー。

 

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家の近くの広場が、よもやカナダか軽井沢状態になっていました。

 

さて、1月に読んだ本たちですが、こんな感じになりました!!!

 

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キンドルで2冊分読んだので、計8冊となります。しかし、結論から言うと、月何冊って目標は、あまり意味がないですね。本といっても、1時間で読める内容の本もあれば、しっかりとした学術書もあるので。あくまで目安です。

 

それと、キンドルは、持ち運びやすくて本当にいいのですが、あ、いいかもと思うとその場でサッと買えてしまうので、私のような注意散漫収支無視系の人間には、危ないと直感しました。

 

ローマ人の物語 ハンニバル戦記』であらゆるところにグッとくる

ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)

 画像は4,5ともほぼ同じなので省略

 

いや、これはめちゃくちゃ面白い。酔った時でも、疲れた時でも、頭が冴えてる時でもどんな時も読める種類の本です。内容は、タイトルの通り紀元前3世紀から2世紀にかけてのローマとカルタゴ(今でいうチュニジア辺り)の武将ハンニバルとの戦いの話です。

 

通史として時系列ごとに両国の勢力を追っていくのですが、随所随所にローマの軍隊の編成、宿営地の作り方マニュアル、ハンニバルの人柄、ローマ側の将軍の英雄エピソードが語られて、あっちからもこっちからも楽しめます。

 

例えば宿営地建設のくだりでは

 

日没近くになると、当番に当たっている士官一人が一小隊を率いて、その夜の宿営地に適した土地を探しに先行する。防御面でも問題がなく、飲み水も近くにあり、二個軍団として二万人近くもの人間を収容できるだけの広さをもつ土地を見つけるとその中心近くに白旗を立てる。そこが、執政官の陣幕が張られる場所だ。(中略)歩いて距離を計るのである。一歩の距離は、約三十センチ。(続く…)

 

まず、足で計った600m×800mの宿営地が決められ、そこから距離を割り出して各陣幕と要地の場所を決めて、旗を立てていく。そこまでが、当番の仕事でそのあたりで全員が到着する。その後、全員で聖火台、演説台、各軍団の陣幕が等間隔に建てられる。馬小屋も一晩限りであっても、堀を柵を建設する。

 

これを毎日、毎日やっていたらしい。この律儀すぎる宿営地建設は多民族の間でも有名であったらしい、とのことです。なんか、お役所っぽい。。誰がやっても同じにできるようにされた完璧なマニュアルだったそうです。ひょえーーー。

 

塩野七生さんの筆で、血の通った歴史が味わえます。そして、こんな詳細に後世の人間が当時の様子を知ることができるということは、記録が残っているということです。ありがとう律儀なローマ人😇この先のシリーズももちろん読み進めます。

 

はあちゅうの本に自分のコンプレックスを垣間見る

「自分」を仕事にする生き方

この本の発売と同時に、電通時代のパワハラ・セクハラを告白したり、炎上したりと何かと話題のはあちゅうさんの本。自分の経験と理想をきっちりと整理して、地に足をつけた文章で書かれた印象でした。

自分という最大限の資産をもっと有効活用して、より楽しく、豊かに生きていこう、

というテーマ。

 

みんなを応援しつつ、誰かをディスっているように思えるたことが、私のひっかかりポイントでした。

 

・仕事はモチベーションではなく、責任感でやり遂げる

・甘えを許す、モチベーションに頼っている人は、人を動かす立場になく未熟な人

・有利、利用価値がある自分

・ちゃんとした自分

・ちゃんとメイクをする

 

このあたりの言葉が頻繁に出てきたところで、うわっなんか息苦しい(。-∀-) と思い一度パタンと本を閉じました。

 

怠惰で、甘えん坊で、ダラダラして、何をやっているか分からなくて、メイクもしていない、だらしない自分をどこまでも切り捨ててしまうのかい?そんな自分はだめなやつなのかい?あなたは、そんなカッコ悪い自分を許せてないんだね、

 

と偉そうにも分析したつもりが、それは私なんだなと気づきました(最近、そゆこと多い…)。まんま私じゃないか。

 

まぁ、いっか(適当さで開き直る!)

 

色々な本を読むと、ひっかかりポイントが自分の気づきポイントだと認識できた機会でした。本を読む意味ってそこにしかないのかなと思っています。自分が知らない世界を知るというか、自分が知らないということに気が付く感覚。

 

来月も結構せめていきまっせ。