ワクワク予算の使い方
もし、次の瞬間世界が終わるとしたら…をかなり真剣にかつ身近に考えた結果、自分が欲しいと思ったものを何も考えずに買うことがいいかもと思い至った。あぁ、あれが欲しいと焦がれるのもいいのだけど、それは一種の癖であって、手に入れたほうがきっともっと楽しい。それか大して欲しくないことが分かったりするかもしれない。
そんなわけで、役に立つとか値段が安いとかではなく、自分がいいかも!と心踊るものをワクワク予算と名付けてどんどん買っていくことにした。銀行口座からお金を適当に引き出して、ワクワクの名の通りとびっきりお気に入りの金ピカ財布にいれてみた。
自分が進んで愚かなことをしている気もするけど、そもそも自分の行動は8割以上が愚かだと開き直ってみる。
そうやってひとつひとつ好きなものを、子供みたいにはしゃぎながら買うと、単純に楽しいし、自分が自分に許していなくてしょぼしょぼになっていたああなりたい!とか、こうなりたい!というとのが見えてきてびっくり。
わたしの場合、自分はこういうキャラじゃないからこういう色のものは相応しくない、とかこういうものを着てはいけないんだという外見に対する思い込みが激しかったようで。
買ったものを並べてみると、へぇ自分はこういうものに憧れてたんだあとか、こうなりたいんだあとかしみじみ気付かされて、なんだか胸がいっぱいに。
ワクワク予算で物欲を満たしていくと、次から次へと欲しいものが湧いてこないかと心配だったのですが、結構気が済んだのもあるし、買い物はそれはそれでエネルギーを使うことが分かったので、次のワクワク予算まではもう少し時間あいてもよさそう。
ちなみにワクワク予算で買ったものは普段よく使ってるものもあるし、見るだけでうふふと楽しい気持ちになって着ていないものもあります。とにかく、心を満たすことが大切だったようです。